レザーパスケースを作ってきた

 万年筆を集めだすと必ずたどりつくのが革のペンシース。しかし、革製品は高い。それこそ万年筆が1本買えてしまうくらい。そこで安易に考えました。もしかして自分で作れるんじゃないかと。万年筆を自分で作ることは不可能だけど、ペンシースなら家庭科3だった自分でもなんとかなるんじゃないかと。

 もちろん何の知識もありません。革がどこに売っているのかも、どうやって縫うのかもわからない。知識ゼロ。怖いもの知らずの世間知らず。そんな折、東急ハンズのサイトで以下のようなイベントの告知を見つけました。

 

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 たぶん時期的にバレンタイン用の女性向けイベントのような気もしましたが、そんなことはお構いなし。0.1秒で予約。普段は消極的な自分も、今は革と名の付くイベントなら何でも参加する所存。手作りペンシースへの第一歩。

 というわけで、本日、作ってきました。

 工程としては、まず型紙に合わせて革をカット。そして、謎のクリームを塗って、糊で革を貼りあわせて、ノミとハンマーで穴をあけて、針で地味に縫い合わせていくというもの。かかった時間は90分弱。そのうちの80%くらいは針で縫う作業が占めます。

 固い革をいったいどうやって縫い合わせるんだろうと疑問でしたが、最初に穴を開けるんですね。しかし、ひとつの針穴に左右同時に2本の針を刺していくので、たまに針が指に刺さって痛いです。そして、指が疲れます。だんだんと雑になってきます。それでもなんとか根性で作り上げたのがこちら。 

 

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 いやぁ手作り感満点ですね。カードの出し入れしてたらすぐに壊れてしまいそうな感じです(笑) でも、作ってる作業は楽しかったし、ある意味90分でこれができるってのもすごいことです。

 手作りペンシースに向けて大いなる一歩を踏み出したわけですが、たぶん残り1000歩くらいはありそうなので、既成品がいいかもしれません。道具もないですしね。

 でも、とっても楽しいイベントでした。ハンドメイドってすばらしい!