基準点発表

 法務省から今年の司法書士試験の基準点が発表された。
 http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00157.html

 

 LECの予想どおり、午前28問、午後27問だった。当初、予想を聞いたときは「少し高いんじゃないか」と思ったが、さすがに業界最大手だけあって見事に的中させた。

 午前の部に関して、自分は去年よりも問題自体の難度は上がっていると感じたが、冷静に考えると去年は民法しか解かなかったので、他の三科目は考慮していないなかでの印象にすぎなかった。全体的にみれば去年と同様の難度だったということだろう。ロー生や三振者が午前の部の基準点を上げているという話もある。今後は基準点を目標におくのではなく、基準点+3問程度をとらなければ合格は遠い気がする。

 そういう意味では今年の試験は最初から戦略的に負けていた。試験一ヶ月前の直前講習で講師に得点目標を問われたときに、自分は「午前29午後28」と答えた。この数字は過去もっとも高かった基準点を根拠にして導き出していたわけだが、実際にこの点数をとっていたとしても今年の場合は上乗せ2問にとどまったわけで、合格は厳しかっただろう。他の受験生は午前午後ともに30問を目標においていた。自分の場合はまず志からして低かったのだ。

 ともあれ、これで午前27問の自分の不合格が確定した。マークミスがあって奇跡的に午前28問とれていたとしても、上乗せ2問程度では合格の目はない。強がりを言わせてもらえば、これでようやく勉強に身が入るというものだ。もし基準点が午前27問だったら、きっと合格発表の日まで自分は勉強に本腰をいれなかっただろう。

 来年の得点目標は午前32問、午後31問に設定する。まずは今年5問も落としてしまった民法を克服することが最優先課題だ。